院長川野悦司
大阪大学医学部第一内科に入局後、同大学医学部附属病院にて研修を行う。大阪医療センターでの勤務を経て、1989年開業。姫路市や淡路島といった県西部や、大阪や鳥取といった離れた地域から通院する患者にも幅広く対応する。英語やフランス語をネイティブとする患者には、語学力を生かしスムーズにコミュニケーションを取っている。英語は通訳ができるレベル。
命を守るとともに将来のQOL向上のため
開業当初から健康診断に注力
糖尿病や高血圧などの生活習慣病は、脳梗塞や心筋梗塞といった重大な病気につながる可能性があります。自覚症状がなく知らぬ間に進行しているケースも珍しくないため、当院では健康診断に注力しています。
開業当初は今ほど健診の重要性が知られておらず、健診の意義をお伝えすることから始めました。症状が出てからでは早期発見にならないこと、早期に治療に入れるかどうかでその後の人生が変わってくる可能性があることなどをお話しするうち、健診を受ける方が増えてきました。当院の健診には、一般的な健診では見逃されがちな病変に対する検査項目も盛り込んでいます。
健診で何もないことがわかれば安心ですし、万が一深刻な疾患が見つかったとしても、早期であれば治療の選択肢が広がります。治療後に幸せな人生を送るには、早期発見・早期治療が鍵となります。命を助けるだけでなく、将来のQOL向上をもサポートする役目も担うのが健診なのです。年に1回の健診を習慣化し、日々の暮らしを充実させましょう。健診については何なりと、気軽にご相談ください。
分野問わずあらゆる
可能性を考慮し診察
循環器の専門知識を生かしつつ、専門分野のみならず、あらゆる疾患の可能性を網羅しながら日々の診察や健康診断を行います。
多様な検査を受けられる
健康診断専用フロア
血液検査や心電図検査、超音波検査など、各種検査に対応できる設備のある「健康診断専用フロア」をご用意しています。
情報を聞き逃さないよう
チーム一丸で対応
正確な診断には、患者さんからの情報を聞き逃さないことが大切。同じ理念のもとチーム一丸となって集中し、診療にあたります。
患者さんが気兼ねなく
相談しやすい雰囲気
幅広い年齢層が多様な主訴で来院する当院。患者さんから情報を引き出すため、お話ししやすい雰囲気づくりを意識しています。
治療のみならず総合的な
健康管理をサポート
患者さんに健やかな毎日を送っていただくため、当院では病気の治療だけで終わらせず、総合的な健康管理のお手伝いをしています。
生活習慣病とは
食事や運動など生活習慣がその発症の原因となっている疾患の総称で、代表的なものに高血圧や糖尿病、脂質異常症などがあります。それ自体は今すぐ命を脅かすものではなくとも、命に関わったりQOLを低下させたりする合併症の危険性が高い生活習慣病もあり、注意が必要です。自覚症状がないまま進行することも多いため、リスクが高まる30歳以降は健診を習慣にしましょう。
生活習慣病の原因
その名のとおり生活習慣が主な原因であるため、問題となる生活習慣を改める必要があります。基本は適切なカロリーコントロールと適度な運動の実施。塩分、脂肪分も控えます。とりわけリスクの高い生活習慣が喫煙であり、当院では禁煙の外来でサポートしています。遺伝的要素も指摘されているため、近親者に生活習慣病の人がいるのであれば、普段から正しい生活習慣を心がけるようにしましょう。
生活習慣病を放置すると合併症の危険性も
生活習慣病の恐ろしいところは、サイレントキラーと呼ばれ本人に自覚症状がほぼないままに進行することと、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞、脳卒中など命に関わる合併症のリスクが高いことです。いずれも初期は無症状で知らぬ間に進行していることも多く、命の危機や重篤な後遺症につながるケースもあります。ご自身やご家族がつらい思いをされないよう、予防への意識を高く持つことが重要です。
生活習慣病の治療
食事指導と運動指導をベースに、必要に応じて薬によるコントロールを行います。食事指導では身長、体重から適切な摂取カロリーを計算して理想の食事についてアドバイスし、具体的なメニューの提案もしています。運動指導では、例えば「1日○歩は歩きましょう」といった、生活の中で無理なく続けられる運動を提案。薬物療法は、食事指導や運動指導の補助的な治療という位置づけです。
生活習慣病にならないために重要なこと
生活習慣病自体も合併症もいずれも初期段階はほぼ無症状です。生活習慣病にならないため、初期の段階で発見して適切に管理するため、定期的に健康診断の受診をお勧めします。男女差はなく、誰もがなる可能性があります。当院の健診はさまざまな検査項目を盛り込んでいます。生涯を通して健康に過ごすため、健診を年に1度の恒例行事にすることを推奨します。
川野内科クリニック
阪神西宮駅とJRさくら夙川駅から徒歩約4分